2歳の子どもにぶどうを初めて出した朝のこと。皮の食べ方を見せたら、子どもは皮むきに完全にハマってしまった。
最初は「いいな、食材に興味を持ってる」くらいの気持ちだったんですよ。親が皮をむいて見せると、子どもも真似して皮をむき始める。その姿って、なんか職人みたいでかわいいんですよね。ただ、ぶどうの中身は食べずに、むいた皮だけお皿に集めてる。
で、時間が経つ。保育園の時間が迫ってくる。「もう終わろっか」と声をかけても、子どもは皮むきモード全開。取り上げようものなら大暴れ確定。朝からそれはないわ、と思った。
そこで親の判断。残りのぶどうを親がしれっと食べることにした。子どもが皮をむいている間に、横でこっそり中身を食べる。ぶどうがなくなったことに気づくと、子どもも「あ、終わった」みたいな感じで、お皿の上の中身を食べ終わった。なんとか保育園に間に合った。
朝から「成長してるな」って感じたのは、皮むきがどんどん早くなっていく手つきを見たから。食べることより、その『やり方を覚える』ことが今は大事なんだろうな、って。時間がなくて焦りもあるけど、その焦りの中に、子どもが何かを学んでる瞬間があるのって、親としては複雑な嬉しさがある。
完食を目指すより、子どもの『やりたい気持ち』を満たしながら親も時間に間に合わせる。その日の朝は、それで十分だった。
今日のひとこと
食べなかった日も、親が今日を乗り切ったならそれはもう十分えらい。
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同じ食卓で戦ってる人に、そっとどうぞ。



